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正しい靴の選び方「靴の条件」

7/1の東京新聞

に掲載いただいたことで、たくさんのお問い合わせをいただいております。

誠にありがとうございます

そこで今一度、正しい靴の選び方についてお話ししたいと思います。

こんにちは!

足・靴・歩行の専門家、森千秋です


いろいろなところで見かける「正しい靴の選び方」ですが

ここでは足計測の専門家として書き記します。

正しい靴選びの目的は、体と歩行の安定です。

足と靴の適合(足と靴のピッタリ具合)の難しさは,靴型設計の難しさにあります

.それは、

①靴には体重を支える固定の役割と、 

②足全体を覆いながら靴が曲げられて推進することを同時に担い

足の延長として機能しなければならないという点にあります。

※写真はミズノ株式会社様より引用

サラッと書きましたけど、この三重苦

足や靴は、とてつもなく複雑なことをやってのけています。

固定しながら推進って、無理ッスて、私なら断りますもの

大体が

踵と土踏まずと足ゆびって、1つの足ですけど、全部機能が違いますよね

そこで靴選びを考える時

靴屋さんで見るべきところは3つ。

私がおすすめする、自分に合う靴を見つける近道アドバイスは

「足と靴を3つのエリアに分割する」ことです。

■後ろの方=後足部

■真ん中=中足部

■前の方=前足部

なぜなら、足の3エリアは、担当する仕事がそれぞれ違うんですよ

だからその仕事内容が靴に反映されていないとダメ

安定した歩行には、スムーズな重心移動が重要です。

その重心移動は①➡②➡③の順で行われます

①後足部=安定接地

②中足部=衝撃吸収

③前足部=蹴り出し

しかし、この重心移動が足ゆびまで行われていないと・・・

足の前の方=足ゆびに多く靴トラブルが見受けられるのです。

さて、まとめです。

↓↓ひも靴の条件↓↓

■後ろの方

・ヒールカウンターが入っているカカトまわり(黄色い部分)が硬いもの

ヒールカウンターの質の確認方法:

店内にある靴10足くらいのカカトまわりを、清潔な手でやさしく触ってみてください。どれが良いものかすぐに分かりますよ

・カカトがすっぽり入り、アキレス腱を守るカカトの深いもの

■真ん中

・シャンク(靴の背骨)が入っていて、靴の真ん中で折れ曲がらないもの

靴ひもやマジックテープのような調整具が具備されているもの

■前の方

靴底が足ゆびの付け根で曲がり、しっかりと蹴り出せる機能があるもの

■全  体

靴の中情報を知る唯一の手がかり「中敷き」が取り外せるもの

自分に合った靴でどこまでも歩きたい

行きたいところに行ける

やりたいことができる

痛みなく歩くことができる

そのための靴選びです

次回は正しい靴選び、その理由についてお話しますね

是非、参考にしてみてください。

今日はここまで

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足と靴の健康を科学するインソールのお店 マイシューズストーリー代表

一般社団法人 日本靴育協会 代表理事

静岡市教育委員会 外部スペシャリスト講師

森千秋でした

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